大臨技ニュース
大臨技ニュース 2025年度1月号
大臨技ニュース 2025年度1月号コンテンツ
1月行事予定表
(公社)大阪府臨床検査技師会では「LINEオープンチャット」で情報を発信しております。
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2026(令和8)年 年頭所感
公益社団法人 大阪府臨床検査技師会 会長 増田 詩織
新春を迎え、皆様が晴れやかな気持ちで令和八年をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。
昨年は、4月13日から10月13日までの184日間、夢洲において日本国際博覧会(大阪・関西万博)が開催され、入場者数は2,901万人を超える盛況となりました。また、阪神タイガースが2年ぶり7度目のセ・リーグ制覇を果たし、御堂筋での優勝パレードには20万人が集まり、大きな歓声に包まれました。
一方、政治の面では、自維連立政権が発足し、初の女性首相による高市内閣が誕生しました。閣僚人事や政策の方向性が大きく転換され、特に経済成長戦略や地方政策への取り組みが期待されています。
災害については、大きな地震は少なかったものの、大船渡市や今治市での山林火災、大分市での大規模火災、さらに五条高倉交差点漏水事故、埼玉県八潮市の道路陥没事故、四日市市の地下駐車場冠水事故などが発生し、上下水道をはじめとする公共インフラの老朽化対策や維持管理、防災体制や情報伝達方法の重要性が改めて注目されました。
2025年は団塊の世代が75歳以上となり、医療や介護の需要は一段と高まります。内閣府「高齢社会白書」によれば、2026年の高齢者人口は、65~74歳が約1,500万人、75歳以上が2,200万人に達し、国民の約3人に1人が65歳以上になると見込まれています。こうした急速な高齢化により、医療需要の増大、医療従事者の不足、社会保障制度の持続可能性など、さまざまな課題が懸念されています。
コスト高騰や人口減少による労働力不足など厳しい環境下ではありますが、府民の健康維持と会員の卒後教育を最優先に、変化の激しい時代を乗り越えるべく、事業の継続と転換に全力で取り組んでまいります。DX(デジタルトランスフォーメーション)やGX(グリーントランスフォーメーション)といった「X」の時代に即した情報提供を進め、会員の皆様のスキル向上を積極的に支援いたします。
また、人材育成においては、コロナ禍を経て多様化した価値観を踏まえ、個々の資質を発掘し磨き上げることで、臨床検査技師としてのブランド価値の向上に努めてまいります。臨床検査技師の認知度向上を目指し、内外への積極的なプロモーション活動を展開し、臨床検査分野のさらなる発展に寄与してまいります。
最後になりますが、皆様の本年一年のご健勝とご繁栄を心よりお祈り申し上げます。本年も引き続きご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、年頭の挨拶とさせていただきます。
渉外部からのお知らせ
府民公開講座 令和7年度大放技大臨技合同フォーラム
評価点:基礎教科-20点
「がん精密医療」をテーマに “がん医療の現在と未来” に着目し講演会を開催し、大阪市民府民の皆さんに広く情報を提供し、公衆衛生の向上に寄与いたします。まずは現在医療現場で行われている放射線画像検査や放射線治療、臨床検査について診療放射線技師と臨床検査技師の講師が説明し、その後、将来のがん医療へ向けてどういった研究が行われているかを大阪市民・府民の皆さまにわかりやすく説明させていただきます。
ぜひ、ご参加ください。
| テーマ | 「がん精密医療 ~がん治療の現在と未来~」 |
| 内容 |
教育講演 14:10~15:40 2. がん診療における臨床検査 ~現在と未来~ 特別講演 15:50~16:50 |
| 日時 | 2026年1月17日(土) 14:00~17:00(受付開始:13:30) |
| 会場 | 大阪府医師協同組合会館本館 8階 大ホール |
| 参加費 | 無料 |
| 定員 | 100名(先着順)定員になり次第終了します。 |
| 申込方法 | 当日、現地にて随時受付いたします。直接会場までお越しください。 |
| 連絡先 | 阪南中央病院 検査科 喜舎場 智之 hannankishaba@yahoo.co.jp |
精度管理部からのお知らせ
令和7年度 大臨技臨床検査データ標準化サーベイ報告会
評価点:基礎教科-20点
令和7年度大臨技臨床検査データ標準化サーベイ報告会を開催いたします。
標準化サーベイに参加されたご施設の方、当事業にご興味のある多くの方々の参加をお待ちしております。
| テーマ | データ標準化サーベイ報告会 |
| 内容 |
総論 |
| 日時 | 2026年1月12日(月) 11:00~12:00(受付10:30~) |
| 会場 | アートホテル大阪ベイタワー 4階「アートグランドボールルーム」 |
| 参加費 | 無料 |
| 定員 | 100名(先着順)定員になり次第終了します。 |
| 申込期間 | 2025年11月25日(火)~2026年1月12日(月) |
| 申込方法 | 以下のリンクから参加チケットをご購入ください。 |
| 連絡先 |
連絡先:JCHO大阪病院 中央検査室 石川 浄也 |
学術部 免役化学検査部門からのお知らせ
免疫化学検査部門 定期講習会
評価点:専門教科-20点
免疫化学検査において、私たちは検査値の基本的な質の保証に加えて、どれだけ症例と向き合い、“質・付加価値の高い報告”ができているのでしょうか。
今回の講習会では、前半にメーカーさんの視点から、生化学分析装置における免疫検査試薬の特性や、非特異反応が疑われる検体の解析・対応法までを解説します。後半では、現場での実際の取り組みや症例を通じて、免疫化学検査結果をより有効活用するための工夫をご紹介します。
日々の免疫化学検査業務に、前向きな変化をもたらす“きっかけ”を一緒に見つけてみませんか?
| テーマ | 「ワンランクアップした免疫化学検査の結果報告へ」 |
| 内容 |
1. 生化学分析装置における免疫血清反応~非特異反応の現象と解析のポイント~ 2.一歩進んだ免疫化学検査の結果報告を目指して~実際の取り組み大公開~ |
| 日時 | 2026年1月16日(金) 18:30~20:00 |
| 会場 | 大阪市立住まい情報センター 5階研修室 |
| 参加費 | 会員:500円 非会員:1,000円 登録学生:無料 定員:50名(先着順)定員になり次第終了します。 |
| 申込期間 | 2025年12月19日(金)~2026年1月16日(金) |
| 申込方法 |
以下のリンクから参加チケットをご購入ください。 ※1/12(月)までにお申込みいただいた方には事前に講習資料のダウンロードについてお知らせのメールを送信いたします。それ以降に申込まれた方へは講習会場にてダウンロードに必要なPWをお伝えします。 |
| 連絡先 | 淀川キリスト教病院 臨床検査課 井尻 健太郎 E-mail:menekikagaku-osaka@yahoo.co.jp |
令和7年度 日臨技近畿支部 生物化学分析部門研修会
| テーマ | 改めて考える、免疫化学検査の今とこれから |
| 日時 | 2026年2月21日(土) 10:00~16:30 |
| 会場 | 和歌山城ホール 4階大会議室 |
| 参加費 | 日臨技会員:5,000円 非会員:15,000円 |
| 定員 | 各コース80名程度 |
| 申込期間 | 2025年12月8日(月)~2026年1月31日(土) |
| 申込方法 | 日本臨床衛生検査技師会ホームページ内にある「会員専用ページ」より 「事前登録申請」にてお申込みください。 |
学術部 病理細胞検査部門からのお知らせ
年明け1月16日には、毎年好評の病理細胞新特別講習会を開催します!今年は「泌尿器領域の細胞診と組織診」をテーマに企画しました!いつまでたっても悩ましい泌尿器領域の細胞診と組織診の知見に加え、病理診断を受けて臨床はどのように解釈し対応するか、臨床医からの目線もご講演いただく内容を企画しております!Web講習会となりますので、職場やご自宅から受講可能です。皆さんのご参加お待ちしております。
また2月1日には今年度最後の事業として、第38回 大阪病理技術研究会を開催します!今年はますます需要が高まる「病理部門の遺伝子検査」に焦点をあて、多くの講師の先生に多角面からご講演いただきます。業務内においても他部門がかかわる領域だけに、本研究会の内容は皆さんの知識・能力を一層高めること間違いありません!認定病理検査技師の単位も申請中です☆
皆さんのご参加をお待ちしております。席に限りがありますので、お申し込みはお早めに!!
病理細胞診特別講習会
評価点:専門教科-20点(細胞検査士クレジット申請予定)
今年は「泌尿器領域の細胞診と組織診」をテーマに企画しました!いつまでたっても悩ましい泌尿器領域の細胞診と組織診の知見に加え、病理診断を受けて臨床はどのように解釈し対応するか、臨床医からの目線もご講演いただく内容を企画しております!Web講習会となりますので、職場やご自宅から受講可能です。皆さんのご参加お待ちしております。
| テーマ | 「泌尿器領域の細胞診と組織診」 |
| 内容 |
1.「泌尿器領域の細胞診(仮)」 2.「泌尿器領域の組織診と臨床対応(仮)」 |
| 日時 | 2026年1月16日(金) 18:30 ~ 20:30(受付18:15~) |
| 会場 | Web開催(Zoomを用いたライブ配信) |
| 参加費 | 会員:500円 非会員:1,000円 (日臨技生涯教育推進研修会のため、日臨技会員のみも会員扱いです) |
| 定員 | 90名(先着順)定員になり次第終了します。 |
| 申込期間 | 2025年11月20日(木)18:30~2026年1月16日(金)18:15 |
| 申込方法 | 以下のリンクから参加チケットをご購入ください。 |
| 連絡先 | 大阪赤十字病院 病理診断科部 和田 恭典 E-mail:dairinngi.byourisaibou.wada@gmail.com |
第38回 大阪病理技術研究会
評価点:専門教科-20点 (認定病理検査技師単位 申請中)
今年はますます需要が高まる「病理部門の遺伝子検査」に焦点をあて、多くの講師の先生に多角面からご講演いただきます。業務内においても他部門がかかわる領域だけに、本研究会の内容は皆さんの知識・能力を一層高めること間違いありません!認定病理検査技師の単位も申請中です☆
皆さんのご参加をお待ちしております。席に限りがありますので、お申し込みはお早めに!!
| テーマ | 「病理部門の遺伝子検査」 |
| 内容 |
1.各病院における遺伝子検査についての調査結果(仮) 2.コンパニオン検査の試薬開発 3.がん遺伝子パネル検査における二次的所見の対応 4.あなたの仕事が、がん薬物治療に活かされています 5.造血器腫瘍遺伝子パネル検査からみる病理検査の役割 |
| 日時 | 2026年2月1日(日) 13:00 ~ 17:30(受付12:30~) |
| 会場 | 住友病院 14階講堂 |
| 参加費 |
会員:1000円 非会員:2000円 |
| 定員 | 80名(先着順)定員になり次第終了します。 |
| 申込期間 | 2025年12月20日(木)~2026年2月1日(日)17:00 |
| 申込方法 | 以下のリンクから参加チケットをご購入ください。 |
| 連絡先 | 大阪赤十字病院 病理診断科部 和田 恭典 E-mail:dairinngi.byourisaibou.wada@gmail.com |
学術部 生理検査部門からのお知らせ
生理検査部門 定期講習会
評価点:専門教科-20点
生理検査部門今年度最後の講習会は、呼吸機能検査について、滋賀医科大学医学部附属病院検査部 藤澤義久先生にご講演をいただきます。呼吸機能検査(VC、FVCなど)における検査のコツと実際の各症例の評価ポイントについて、わかりやすく丁寧に解説していただきます。
呼吸機能検査を始めたばかりの方、普段検査でお困りの方・悩みながら検査されている方々はぜひご参加ください。
| テーマ | 呼吸機能検査のコツと実際 |
| 内容 | 呼吸機能検査に関する講義 |
| 講師 | 滋賀医科大学医学部附属病院 検査部 藤澤 義久 |
| 日時 | 2026年1月22日(木) 18:30~20:00(受付18:00~) |
| 会場 | 大阪医療技術学園専門学校 2階教室 |
| 参加費 | 会員:500円 非会員:1,000円 |
| 定員 | 100名(先着順)定員になり次第終了します。 |
| 申込期間 | 2025年12月1日(月)~2026年1月18日(日)正午まで |
| 申込方法 | 以下のリンクから参加チケットをご購入ください。 |
| 連絡先 | 八尾市立病院 臨床検査科 寺西 ふみ子 E-mail:seiribukai@gmail.com |
学術部 総合管理部門からのお知らせ
総合管理部門 講習会
評価点:基礎教科-20点
総合管理部門では定番となったISO15189の研修会です。今回は北海道大学病院の岩崎先生をお招きし、ISO15189認定を長く維持し続けてきた経験を基にご講演頂きます。北海道大学病院は病院内の検査室としては本邦で初めてISO15189認定を取得された施設で、取得から既に20年が経過しています。20年の経過の中で継承されてきた検査室内での文化やルール、技術などをお話しして頂く予定です。認定を取得した施設も近年増え、今後の取り組みの参考になればと思います。オンデマンド配信も実施しますので、多くのご参加をお待ちしております。
| テーマ | ISO15189認定を維持していくには |
| 内容 | ISO15189認定の長期維持がもたらす光と影 |
| 講師 | 北海道大学病院検査・輸血部 岩崎 澄央 |
| 日時 | 2026年1月24日(土) 15:00~16:00 |
| 会場 | Web開催(Zoomを用いたライブ配信+オンデマンド配信) オンデマンド配信:ライブ配信終了後1週間くらいの配信予定 |
| 参加費 | 会員:500円 非会員:1,000円 登録学生:無料 |
| 定員 | 100名(先着順)定員になり次第終了します。 |
| 申込期間 | 2025年12月21日(日)~2026年1月24日(土)12:00 |
| 申込方法 | 以下のリンクから参加チケットをご購入ください。 |
| 連絡先 | 堺市立総合医療センター 薬剤技術局 佐々木 伸也 E-mail:shiny2@msn.com |
学術部 血液検査部門からのお知らせ
血液検査部門 血液形態セミナーシニアコース
評価点:専門教科-20点
| テーマ | 標本を用いた症例検討会 |
| 内容 | 症例提示および解説 |
| 講師 | 松下記念病院 臨床検査技術室 堤 徹也 |
| 日時 | 2026年2月5日(木) 19:30~20:30(入室19:20~) ※昨年度より開始時間が変更となっています |
| 会場 | Web開催(Zoomを用いたライブ配信) |
| 参加費 | 会員:500円 非会員:1,000円 登録学生:無料 |
| 定員 | 会員:40名 非会員:10名 登録学生:5名 先着順。定員になり次第終了します。 |
| 申込期間 | 2026年1月5日(月)0:00~2月2日(月)20:30 |
| 申込方法 | 以下のリンクから参加チケットをご購入ください。 |
| 連絡先 | 大阪医科薬科大学病院 中央検査部 桝谷 亮太 E-mail:ryota.masutani@ompu.ac.jp |
※注意事項
① 研修会開始後の途中入室は原則できませんのであらかじめご了承下さい。
② teketに登録するメールアドレスは使用頻度の高いアドレスを推奨します。また、メールアドレスの誤入力がありますと参加登録URLや連絡事項が届きませんのでご注意ください。
③ 研修会資料のダウンロードはスマートフォンやタブレット端末ではできませんのでPC端末での入室を推奨します。
④ 諸事情により、中止や日程変更する場合はパスマーケット登録メールアドレスにご連絡します。予め、ご了承ください。
⑤ 当日の問合わせ(ZoomのURLが届いていない等)は対応できかねますので必ず前日までにお問合わせください。
学術部 輸血検査部門からのお知らせ
輸血検査部門 輸血セミナー2026
評価点:専門教科-20点
今年の輸血セミナー2026は、2025年改訂の赤血球型検査ガイドラインについての解説や、細菌スクリーニング導入の血小板製剤についての講演を予定しています。皆さんのご参加をお待ちしています。
| 内容 |
1. 赤血球型検査(赤血球系検査)ガイドライン(改訂5版)について 2.細菌スクリーニング導入の血小板製剤について |
| 日時 | 2026年1月31日(土) 14:30~17:00予定(受付14:00~) |
| 会場 | 大阪医科薬科大学 北キャンパス看護学部看護学科 講堂 |
| 参加費 | 会員:500円 非会員:1,000円 |
| 定員 | 80名(先着順)定員になり次第終了します。 |
| 申込期間 | 2025年12月20日(土)~2026年1月31日(土) |
| 申込方法 |
以下のリンクから参加チケットをご購入ください。 チケット購入後、購入完了メールが届かない場合は、必ず問合せ先まで連絡してください。 |
| 連絡先 | 大阪母子医療センター 臨床検査部門 小林 茜 E-mail:yuketsu_osaka@ymail.ne.jp (問合わせ先が変更になっています) |
※注意事項
・ キャリアメールではteketから配信されるメールが受け取れない場合がありますので、キャリアメール以外のメールアドレスの登録をお願いします。
・ 検査室の共有アドレス等、1つのメールアドレスを複数名の申込みに使用すると、連絡事項等のメールが1通しか送付されなくなりますので、申込みの際には各自別々のメールアドレスを登録してください。
・ 資料ダウンロード用のパスワードは事前にteketよりお送りします。資料は各自でご持参くださいますようお願いします。
・ ただし、1月29日以降にお申込みいただいた場合は、処理の都合上パスワードの送信ができません。当日現地でパスワードをお知らせしますので、資料を閲覧しながら聴講される場合は各自でスマホやタブレット端末等をご持参のうえ、ダウンロードしてください。
学術部 チーム医療部門 糖尿病療養指導部会からのお知らせ
多職種公開講座 糖尿病療養指導部会 定例勉強会 予告
評価点:基礎教科-20点
今年度、最後の定例勉強会となりました。
時期的にCDE大阪 2025年度認定試験後の開催となりますが多くの皆さまの参加をお待ちしております。
詳細は次号でご案内いたします。
| テーマ |
1. 睡眠時無呼吸症候群と当院での睡眠時無呼吸外来での技師の関わり 2.糖尿病に関する知識 |
| 日時 | 2026年2月17日(火) 18:30~20:00 |
| 会場 | 大阪大学 中之島センター |
| 参加費 | 500円 (一律) |
| 定員 | 50名 (先着順)定員になり次第終了します |
| 申込期間・方法 | 次号2月号にてご案内します。 |
| 連絡先 | 大阪鉄道病院 臨床検査室 田辺 真実 E-mail: osakacdej@gmail.com |
臨床検査技師教育機関からの声
デジタル教科書について
教育の現場に就いてもうすぐ2年になります。本学には細胞検査士養成課程があり、主にそこでの講義、実習を担当しております。今は私にとって2回目の細胞検査士資格認定試験の結果発表を待ちながら、デジタル教科書について思うところを書かせていただきます。
昨年度より小中学校では代替教材としてデジタル教科書の導入が始まり、今年度はそれが本格化されました。文科省は2030年度までにデジタル教科書を正式な教科書として認定し、教科書は紙、デジタル、ハイブリッドの3種類の中から各自治体が選択できるようにする方針を打ち出しています。
デジタル教科書の一番のメリットは文字だけでは理解しにくい内容が画像や音声、動画など多角的な情報となり、直感的に理解しやすくなることだと考えます。病理学/病理検査学の教科書には古の時代(⁉)から病理標本作製の複数の工程(切り出し、包埋、薄切、染色等)が文章で詳細に説明されています。デジタル化され、病理標本作製の工程を動画で学ぶことができれば、記憶した映像が文章での説明を補完し、手順として覚えやすいのではと考えます。
一方、デジタル教科書のデメリットとして、集中力の維持、記憶の定着を懸念する報告や深い学びには紙の教科書の方が適しているという研究結果があります。教育先進国では紙の教科書を復活させる動きもあるようです。 デジタル教科書での学習は小中学生が主な対象ですが、これらの研究報告には大学生を対象としたものもあります。紙ベース、デジタルベースのどちらにもメリット、デメリットがありますので、内容に応じてツールを選ぶハイブリットな学びを教員として提供できるよう努力したいと考えます。
関西医療大学 小椋 聖子
<参考文献>
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/seido/1407731.htm
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20250118-OYT1T50161/
Yamada M, Sekine M, Tatsuse T. Paper-based versus digital-based learning among undergraduate medical, nursing and pharmaceutical students in Japan: a cross-sectional study. BMJ Open. 2024 May 27;14(5):e083344.
報告 せっつ市民健康まつり
組織部 北地区 令和7年度 せっつ市民健康まつり 開催報告
11月9日(日)10時より、『第41回 せっつ市民健康まつり』が、摂津市立保健センターで開催されました。あいにく今年は朝から雨が降っており、市民の方々の足も遠のくかなと思いながらの参加となりました。
臨床検査コーナーでは、市民の方が参加しやすい宣伝文句とした『クラクラ、ドキドキしていませんか?』として昨年と同様の簡易貧血検査に加えて不整脈チェック(心電図四肢誘導のみ)も行い、延べ人数380名(簡易貧血検査203名 不整脈チェック177名)と多くの方にご参加をいただく事ができ、摂津市職員の方からも称賛をいただきました。
体験者には、貧血と不整脈について理解されており体験結果に納得されておられる方や、「HbA1cとは違うの?」、「貧血と不整脈の改善方法は?」など、熱心に質問されている方や、自身の採血結果を持参されて一つ一つの項目について質問される方も居られ(医師会のブースに御案内しました)、この地域の方々の健康に対する意識の高さを改めて感じ、今後も継続して市民の方々の健康意識向上に携わっていきたいと思いました。
今年は昨年とブースの場所が変更されておりましたが、ボランティアでご協力を頂いた臨床検査技師の皆様、摂津市職員の方々のおかげで当日は大きなトラブルも無く、大盛況のうちに終了できましたことを誠に感謝しております。ありがとうございました。
北地区 磯田智史(大阪府済生会吹田病院)
報告 全国「検査と健康展」
目標来場者数『2000名』達成!!! 令和7年度 全国「検査と健康展in大阪」開催報告
2025年11月15日(土)10時~16時、あべのハルカス(ウイング館 8階・9階)にて、全国「検査と健康展in大阪」を開催しました。
開催場所が6月に決まり、7月に会場の下見を行った際、会場の広さから2000名以上の来場者数を目標としました。
事前広報として、あべのハルカス内へのポスター掲示、大臨技事業の開催時や近隣中学校へのチラシの配布、おおさか健康マイレージ アスマイルの登録を取り入れ、また会場担当の方よりプレスリリース(メディアへの広報)をご提案いただき依頼させていただきました。そのおかげで、当日はオープンと同時に来場いただく姿も見られ、その後も人が途切れることなく最終的には目標の2000名を上回り、延べ2319名の方に検査体験を受けていただくことができました(内訳 下段参照)。
イベント内容として、簡易貧血検査・血管年齢測定・骨密度測定を行いました。検査結果に一喜一憂されたり、改善方法を質問されたり、参加された方の健康への関心の高さが伺え、また認知症予防のモルックも大変好評でした。加えて検査の実務体験として、毎年恒例となっている超音波検査体験、顕微鏡検査体験、経口補水液を用いた擬似尿検査体験、昨年小さなお子さんから好評であったpHで色調が変化するハーブティーとレモン液を用いたマイクロピペット操作体験も行いました。さらに、今回は初の試みとして、抗原キット操作体験(イムノクロマト法)を準備しました。初めて触る器具に苦戦しておられる方もいましたが、実務委員の素晴らしい対応により、参加していただいた方も笑顔が溢れて、大成功のまま幕を閉じることができました。
参加された府民の方々には、今回のイベントを通じて臨床検査技師の職業を知っていただけるいい機会になったと思います。
事前準備から当日までに、想定外のトラブルもありましたが、ご応募していただいた実務委員49名と、学生ボランティア26名および、当日まで準備に携わっていただいた、あべのハルカスのスタッフの方々のお力にて無事に終了できましたこと、心より感謝申しあげます。ありがとうございました。来年も開催は予定されておりますので、またご応募いただければと思います。
今後とも、よろしくお願いいたします。

渉外部 磯田 智史(大阪府済生会吹田病院)
参加された府民の方から、手書きのメモで沁みるメッセージをいただきました。
「本日貴重な体験をありがとうございました。
知らない仕事を知ることで感謝の種類が増えました。
20XX年3月14日に医療に助けていただいた人間としてはげみになります。」


第8回大臨技医学検査学会お知らせ
| 日時 | 2026年2月15日(日) 9:00~17:00(予定) |
| 会場 | 森ノ宮医療大学 (現地開催のみ) |
| 連絡先 | 第8回大臨技医学検査学会 学会事務局 E-mail:comt2025@osaka-amt.or.jp |
事前参加登録受付中!!
学会事前参加登録とハンズオンセミナー(生理検査・細胞診)参加登録をteketにて開始しております。
学会早期参加登録特典といたしまして、「スイーツ付きイブニングセミナー」を準備しております。
「ハンズオンセミナー」は原則事前登録のみとなり、当日参加は予定しておりません(当日参加の可否はプログラム構成のうえ決定いたします)。
各種、数に限りがございますので、参加希望の方はお早目にお申込みください。
また、第8回大臨技医学検査学会の府民公開講座では、気象予報士・防災士であられる片平 敦 氏を講師にお迎えし、
防災気象情報の見方やその活用法に加え、輸血医療における献血の重要性について、分かりやすくご解説いただきます。
ぜひ、お知り合いの府民の皆様もお誘いあわせのうえ、ご参加ください。
なお、府民公開講座は、事前申込制(1月16日申込み受付開始)です。一般府民は無料、医療従事者の方は学会参加が必要です。
そのほか、有意義な企画を多数ご用意しております。現地で皆さまにお会いできることを心より楽しみにしております。
日程表(12月14日時点暫定版。正式版は学会ホームページをご覧ください。変更・更新の可能性があります。)

事務局だより
2026年度「年会費」納入について
1.日臨技および大臨技に入会されている方
日臨技年会費10,000円と大臨技年会費5,000円を合算した15,000円が、日臨技にて口座振替の登録をされている口座より2月27日に自動引落しされます。
残高不足等の事由により振替が出来なかった場合は3月27日に再度振替が行われます。
*登録口座の残高を確認しご準備ください。
*日臨技へ口座振替の登録をされていない方は日臨技へ確認のうえ登録をしてください。
*日臨技へ直接お振込みされている方は日臨技の指示に従ってご対応ください。
※詳細は日臨技ホームページをご参照ください。
2.上記以外の方
※詳細は大臨技ホームページ(会員の方へ)をご参照ください。
他都道府県技師会から当会へ転入される方について
*転入前の技師会で年会費を納入されていれば今年度は大臨技で新たな徴収は行いませんが、当会への入会が新規の場合は入会費として2,000円を必要としますのでお振込みをお願いいたします。
入会費の入金を確認いたしましたら当会会員として登録し会員証を発行いたします。
大臨技会員証について
*2023年度よりカード式の会員証は新規入会者と再発行を希望する方へ発行しています。
当月末までに入会手続きが完了(再発行の場合は入金が完了)しましたら翌月中旬頃に送付いたします。
*2022年度以降に発行したカード式会員証は永久会員証となりますので、紛失されませんよう大切にお取扱いください。
電子会員証について
*スマートフォン・タブレット等で提示できる電子会員証を導入いたしました。
*会員マイページへのログイン方法はこちらをご覧ください。
*会員マイページにログインするにはメールアドレスが必要ですので、未登録の方は必ず登録してください。
*メールアドレスは日臨技の会員専用ページで登録されているメールアドレスと共通です。
*電子会員証は1つのメールアドレスに対して1つの会員証発行となるため、ご施設・ご家族で共通のメールアドレスを複数の方が共有して使用されている場合は会員マイページにログイン出来ませんので、必ず会員様独自のメールアドレスを登録してください。
*Gmail、Yahooメール、Outlook等の携帯キャリアメール以外のメールアドレスを登録してください。
メールアドレスの登録について
*Web版大臨技ニュース発行のお知らせを毎月メールにて配信していますので、メールアドレスの登録をお願いします。
*携帯キャリアメールアドレスは不可です(迷惑メールと判断され送信エラーになる場合があるため)。
*メールアドレスを登録しているにもかかわらずWeb版大臨技ニュースの配信メールを受信されていない方はメールアドレスを正しく登録できていない可能性がありますので、今一度メールアドレスの確認をお願いします。
*勤務先メールアドレスの場合、施設のセキュリティの都合で一斉配信メールを拒否されているケースがありますので併せてご確認ください。
*受信設定で、jamt_pref27@jamt.or.jpからのメールを受信できるように設定してください。
こちらのメールアドレスは送信専用ですのでメールを送らないでください。
*下記の日臨技サイトより登録してください。
・メールアドレス登録方法⇒ http://www.jamt.or.jp/mailmagazine/
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