大臨技臨床化学部会 施設間差是正研究会(5/7) |
酵素活性測定値の施設間差是正の動きが、活発に行われてきています。近臨技では、日臨技サーベイに便乗する形での近臨技サーベイを94年度、95年度、96年度と実施してきました。
今回は、この94年度、95年度のデータよりAST、ALT、CKの3項目で、JSCCへの推移についてデータを示します。 (サーベイの試料をJSCC常用基準法で値付けしたものを目標値とし、その±10%を許容範囲としました。)
94年度サーベイ 95年度サーベイ サーベイ参加数 ±10%以内の施設数 ±10%以内の施設の割合 サーベイ参加数 ±10%以内の施設数 ±10%以内の施設の割合 AST 試料1 試料2 158158 124124 78.578.5 182182 157151 86.383.0 ALT 試料1 試料2 158158 8289 51.956.3 181181 111130 61.371.8 CK 試料1 試料2 107107 4860 44.956.1 174174 132130 75.974.7 試料1→ 94年度;AE 95年度;試料13
試料2→ 94年度;BE 95年度;試料14上記の結果を見ると、3項目とも94年度よりも95年度の方が目標値の±10%以内に入っている施設数は増えており、JSCCの値に合わせている施設が増えているのがわかります。是非貴施設でもJSCCの値に合わせてほしいと思います。測定値の合わせ方については、次回のシリーズを参照して下さい。
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