大臨技情報システム部会 インターネット初級講座 |
あるキーワードに関して、それについての情報を知りたいときには「検索エンジン」というものを使います。これは、インターネット上のデータベースになっていて、そのキーワードに適合するホームページを検索し、ホームページへのリンクを提供してくれるものです。
機能的に、ディレクトリ系・ロボット系と主に2つのタイプに分かれます。(複数の検索エンジンを合わせたメタサーチというのもあります。)ディレクトリ系は、本の目次・索引のようなものでカテゴリ毎にまとめられている中から、そこに登録されているホームページを探し出すものです。ロボット系は、データ収集プログラム(ロボット)がインターネットの中を回って、ホームページの内容を集め、そこから全文検索的にキーワードに応じたホームページを探し出すものです。
それぞれ検索エンジンの特徴や得意分野を知っておくことは、素早く情報を収集するために必要なことです。
●google(ロボット系)
http://www.google.com/intl/ja/
●yahoo! JAPAN(ディレクトリ系)
http://www.yahoo.co.jp/
●日本のサーチ(検索)エンジンのリスト
http://www.ingrid.org/w3conf-bof/search.html
ディレクトリ系の検索エンジンの場合、カテゴリーの分類がどのような項目でなされているかをチェックしておくとよいです。ロボット系の検索エンジンの場合、いかにキーワードをうまく入力するかがポイントです。キーワードがちょっと違うだけで、検索結果も全然変わってしまうことがよくあります。
★例題★検索エンジン goo を使って「コレステロール・ポリープ」、「コレステロールポリープ」、「コレステロール ポリープ」の3パターンで検索してみましょう。 ●goo |
そのように検索エンジンなどを使ってホームページを見ていると、そのキーワードに沿ったホームページへのリンクばかりを集めたホームページが出てきます。それを一般的に「関連リンク(サイト)集」といい、ホームページを検索する上で非常に役立ちます。なぜなら、それはそのホームページを作った人が実際にいろいろなホームページを見て、それらのホームページを簡単に見に行くことができるようにしているものだからです。自分で探す手間が省けるというものです。
検索エンジンで探し当てたホームページの内容が、今ひとつ目的に沿っていなかったとしても、その中にある関連リンク集には役立つホームページへのリンクが貼ってあるかもしれません。注意しましょう。
●臨床検査関連リンク集
http://www3.famille.ne.jp/~kenmie/kensa.html
★例題★以下のキーワードについて、それについての情報を提供しているサイト(ホームページ)を探しましょう。
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いろいろなホームページの内容をチェックしていると、また後でそのホームページを見たい、ということになる場合があります。そのようなときには「お気に入り(ブックマーク)」を使います。気に入った・気になるホームページは、とりあえずブラウザのメニューから「お気に入りに追加」をしておきます。これは、本で使うの栞のようなもので、後から「お気に入り」を選ぶだけで、そのホームページを見ることができるようになるものです。
そのように「お気に入り」のホームページはやがて増えてくるでしょうから、その中は自分なりにカテゴリ分けをして整理しておきましょう。そうすることで、自分専用の使いやすい「お気に入り」が出来てゆくことになります。
また、うっかり「お気に入り」に入れるのを忘れたけど、またあのホームページを見たい…というときには「履歴」を使います。これは、日にち別にアクセスしたホームページを記憶してくれているところです。(記憶する日数や分類方法は設定可能です)これを使うと、再び同じホームページへアクセスする事が可能になります。ただ、注意したいのは、大勢で1台のパソコンを共有して使っている場合、前の人がどのようなホームページを見ていたかがわかってしまいます。一応、注意しておきましょう。(見られても恥ずかしくないようなホームページを見ていれば問題ないですね。)
インターネットは誰でも自由に情報を掲載することができ、情報を発信することが可能です。しかし、その情報に対しての信頼性は第三者が客観的に評価してくれるわけではありません。信頼できうる情報か否かは見る人が判断しなければなりません。
特に注意しなければならないのは、匿名による情報です。掲示板や、ホームページ、フリーの電子メールなど、自らの正体を明らかにせずに情報を発信するのは簡単です。匿名による情報発信は、発信者を同定できない安心さからか、内容が非常に独善的で大げさになる傾向があるようです。大勢の人が集まり、情報の交換を行う掲示板などを見ているとよくわかります。大勢で(本当に大勢かどうかもわかりませんが)同じことを書いてあると、それが真実であるかのような錯覚を受けることがありますが、そのような場所で書かれている内容には注意しましょう。
それでは、どのようにしてインターネット上での情報に信頼性があるかどうかを確認するのでしょうか?そのときはURLに注目します。学会、大学、政府、企業など公的な機関が作成してるホームページでは、比較的その信頼性は高いと言えます。また、医療情報に関して言えば、日本インターネット医療協議会のように医療情報発信者ガイドラインを設け、それに適応していればマークを表記する、といった情報の質を確保するための団体があります。
★例題★以下の「伝言板のサンプル」にて、何か書いてみましょう。 ●伝言板のサンプル(大臨技) |
●2ちゃんねる(病院・医者掲示板)
http://cocoa.2ch.net/hosp/index2.html
●日本インターネット医療協議会
http://www.jima.or.jp/