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2000.5.11
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平成12年4月 診療報酬改定のポイント
(3月15日の日医説明会の要約より抜粋)
改定率 実質0.2%の引き上げ
診療報酬等の改定 1.9%
薬価改定等(医療費ベース)△1.7%(薬1.6%・材料0.1%)
薬価差の解消に伴い、その影響を受ける医療機関に補填した。(処方料など薬剤関連技術料の引き上げ。)
従来の入院環境料、看護料、入院時医学管理料を統合、簡素化し、入院医療の体制を総合的に評価する入院基本料を新設し、病棟種類別に10種類に分けた。
入院基本料の初期加算により入院当初の評価を充実するとともに、長期入院にかかる逓減制を緩和した。
大病院への外来患者集中を解消するよう対応した。(200床以上の病院の再診料として外来診療料を新設。)
200床以上の病院から診療所への逆紹介を評価した。
かかりつけ医機能を評価した。(再診料継続管理加算の新設。再診療外来管理加算の引き上げ。)
小児医療の評価を引き上げた。小児入院医療管理料の新設。小児外来医療、救急医療を充実するため、乳幼児加算、幼児加算を引き上げた。
手術料は全般的に引き上げた。物と技術の分離を促進した。技術が古くなったものは削除した。人件費や難易度が高いものは引き上げ、その逆は引き下げた。日帰り手術および1泊2日滞在手術を評価し、短期滞在手術基本料を新設した。
寝たきり状態の患者の発生を防止するため回復期リハビリテーション病棟入院料を新設した。
運動療法指導管理料を拡充し、対象疾患として高脂血症と糖尿病を追加した。
老人デイ・ケア料は削除した。(介護保健に移行する。ただし、3月中に算定した患者で、介護認定が自立となった場合には経過措置として6月30日までは患者が全額支払、償還払いにより医療保険者に請求することとした。)
多剤投与の場合の減額措置が拡大された。(8種類以上→7種類以上に)
外用薬の一般的な投与期間を延長した。(7日分限度→14日分限度に)
長期投薬を見直した。(長期投薬〈30日、90日投与〉の対象拡大。新薬にかかる長期投薬猶予期間を短縮〈2年→1年〉)
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